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vol.31『おじぃとおばぁとおじいちゃんとおばあちゃんとあたし』
08/13/2002配信


ALOHA!
MerryTOCOです。
みなさんお盆はどんなカンジ?
お盆を過ぎるとクラゲが出るよー、と昔からいわれているけど、
あたしゃお盆過ぎのMY BIRTHDAYを過ぎると、
             ^^^^^^^^^←強調してみました☆
一気におセンチムードになって、
“hello my friend……”と松任谷由美状態になります……。
         ☆☆
ここで問題です。
日本映画が海外に出ていくと、
ある音だけ、
どうしても外国の人たちには耳障りでしょうがないものがあり、
その音だけ抜いて上映するそうです。
さて、それは何でしょう?
ヒントは、夏。
ホラッ、きっと今のあなたの耳にも届いている……。
         ☆☆
それは……。
ミーンミーンミーン、ジージージージー、
ツクツクツクボーーーシっ、
ヒョンヒョンヒョンヒョン……。
セミたちの声なんでーす。
         ☆☆
BTW、
ヴィド・フランスっていうパン屋さんあるでしょぅ?
あそこの黒ごまバナナジュースってのが
とってもオイシーのだけど、\320でちょっと高い。
ってことで今日、
黒ごまとバナナとヨーグルトと牛乳入れてミキサーで混ぜてみた!
Delicious!
アナタも夏バテしてないで作ってみて。
         ☆☆
最近のあたしの趣味は、
ジージー大合唱しているセミたちの声を追って
その姿を見つけること。
木の幹とかアパートの壁とかに
ガシッてつかまってミンミン鳴いているんだけど、
そんなとこにいても丸見えよ〜、
ウッシッシ〜って思いながら
後ろからジロジロ見ているのが何とも楽しい。
でもこのおセンチシーズンになると、
ジリジリッ、シュワシュワッってLASTを飾るセミの羽ばたきの音も聞こえてきて、
道端にはひっくり返っているのを見つけたりして、
さらにさらにおセンチになってしまうのよー。
         ☆☆
あさっては、8月15日。
終戦記念日。
あたしらの毎日のHAPPY DAYSにはなんの関わりもないし、
忘れていてもそっと過ぎていく日だけど、
あたしは、
ちゃんと忘れないでいたいな、
と思います。
Anyway、
ENJOY YOUR SUMMER2002!
Tchau.
byMerryTOCO

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↓ここからはタイトルと目次です。
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MerryOKINAWA情報  vol.31
『おじぃとおばぁとおじいちゃんとおばあちゃんとあたし』

〜CONTENTS〜
●あたしのおじぃおばぁ自慢
●ペルーへ
●戦争へ
●ランチョンミートと大往生
●酔っ払いおやじ
●形見
●三線練習状況
●あたしのLIFEと歴史

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●あたしのおじぃおばぁ自慢
あたしのおじぃの名前は、
仲程清栄(なかほどせいえい)。
沖縄本島の北部、
本部町で生まれて同じ本部町のお嫁さんマツさんをもらった。
マツさんはあたしのおばぁなんだけど、
あたしが生まれる前に死んじゃった。
家はとってもビンボーだったけど、
いつも自分ちのことより人のことを想っていて、
何か食べ物があるとまわりの人にあげていた、
とその息子であるMY DADは今でも言っている。
自分たちもひもじかっただろうけど、
そんなお母さんがきっとDADは誇りだったんだろうな。
会ったことはないけどマツさんてスゴイ人だったんだろうな、
ってあたしも誇りに思う。

●ペルーへ
戦争よりずっと前、
独身時代のおじぃは、
PERUへ出稼ぎへ行った。
このときおじぃは沖縄へ帰ってきたけど、
そのままあっちへ居着く人も大勢いた。
移民ですな。
おじぃは一応長男坊、って責任感があって
10年あまりで帰ってきたらしい。
10年もPERUに行っていたなんて!
おじぃが生きているときに
もっとそういう話を聞いておけばよかった……。
このときおじぃが
現地でいいお嫁さんを見つけていたら、
またあたしのLIFEも変わっていたんだろうな。
戦前の沖縄には、
南米ブラジルやボリビア、ペルー、メキシコをはじめ、
ハワイ、アメリカ西海岸へたくさん移住した人たちがいた。
ボリビアには、
「OKINAWA」って地名があるって。
誰か旅行してたら行ってみて!

●戦争へ
おじぃは、太平洋戦争のときは兵隊にとられたけど、
ちゃんと生きて帰ってきた。
あたしのDADは
戦時中に生まれた。
4人きょうだいの末っ子で、
戦争のとき、いちばん上のお姉さんは大阪へ出稼ぎへ出ていて、
戦争を知らない。
2番目と3番目、4番目のDADは男で、
結局戦争の終わり頃、
マツさんと、近所の人やもっと上のおばぁたちと一緒に
アメリカ軍の捕虜になっちゃったんだ。
今でこそ戦争なんて遠いどっかの話だし、
あたしたちにはカンケーないこと(のよう)だけど、
あたしは小さいとき、
おフトンの中でこのときの話をDADにしてもらいながら
寝ることがよくあった。
ねぇ、父ちゃん、つかまったときの話して、というふうに。

●ランチョンミートと大往生
おじぃは、
あたしが高校2年生のときに死んだ。
肺炎っていうけど、大往生だな。
このとき、
あたしら家族は神奈川に住んでいて、MOMが入院中だったから、
家族代表で
DADとあたしが沖縄へお葬式のために帰った。
生まれてはじめて、
DADがウォンウォン泣いているのを見た。
あたしゃどうしてよいか分からなかった……。
内地から飛んでいったけど、
死に目にはもちろん会えなかった。
そのとき、
朝早い羽田空港でDADと2人で菓子パンを食べたときのことを
今でも色濃く覚えている……。
でも、
沖縄では大往生のとき、
お葬式に出るゴハンはごちそうだ。
長男坊のお嫁さんのお手伝いをしながら、
お味噌汁にランチョンミート(※)を入れるととってもおいしいねー、
とツマミ食いしながらとっても楽しかった……。
(※注⇒ランチョンミート⇒輸入もののポークの缶詰。
ポーク、とかスパムとかとも言う。
あたしのMOMが好んで使うのは、デンマーク産の“TULIP”という種類)

●酔っ払いおやじ
うちのおじぃは、
生まれながらにして三線(さんしん)が上手だったそうだ。
沖縄の三味線。
生まれ三線=まーり三線(←沖縄の言葉で言うと)
やんばる(山原)の村でお祭りやお祝い事があるたびに
うちのおじぃがかりだされて
ずっと三線を弾いていたそうだ。
沖縄で人が集まると、
たいていラストは“カチャーシー”という
踊りで終わる。
踊りっていっても
とってもテーゲー(テキトー)。
世界中誰でも踊れる踊りといえばカチャーシーでしょぅ。
集まり(パーティー)は、
これで盛り上がりに盛り上がって終わるけど、
おじぃはその後また飲まされるから、
帰りがとっても遅くなる。
それで決まってうちのDADが、
夜道、
ランプを照らしながら
酔っ払いのおじぃを迎えに行っていたという。

●形見
おじぃが死んだ2年後ぐらいのお正月。
長男坊のうちへ行って、
いつも楽しみにしている
中身汁(※なかみじる⇒豚の内臓を入れたお祝いのときに食べる汁)を
食べていたときのこと。
「サトコの今年の抱負は何?」
「三線買うお金を貯めて三線買って練習しようかなー」
「あるさぁー、おじぃのが、押入れの中見てごらん」
OH,my gosh!
なんと、本物の蛇皮の立派な三線が
押入れの中に転がっているではないかー。
さっそくもらって表皮が破れていたので、
とりあえず合皮で直して、あたしのモノになった……。
八重山(沖縄本島より南にある石垣島を中心にした八重山諸島のこと)の
黒木を使った立派な三線で、
ある人に言わせると、
「今でも15万はするよー」って、
大事にしなきゃっ。
 
●三線練習状況
今、そのとき以来、
またちゃんと練習しようかなー、と
毎日三線を爪弾いている。
っていっても、
基本が分からないから、結構テーゲーだけどねー。
誰かのweddingでぜひ! 弾きたいな、
というのが目下の目標。
でも、あんまり周りが結婚してくれないから、
練習時間はたっぷりあるさぁ〜(笑。ウソウソッ……)。
今のところ、
安里屋ゆんた、と咲いた咲いた(?)あたりはマスターできてます。
でも、
沖縄の島唄は、
三線弾けるだけじゃダメなの
唄も一緒に歌えないとダメ。
その唄が難しいさー。
マツさん、あたしのおばぁは、
生まれ三線のおじぃの唄に合わせて、
いつも横で踊っていたってさー。
村のお祝いのときは。
おばぁは自分の名前も書けなかったけど、
人に優しく楽しませることは人いちばん上手だったってさー。
         ☆☆
みなさん、
weddingでもなんでも、
リクエストありましたら、
生まれ三線仲程清栄の孫娘として
立派な唄を歌ってさしあげましょぅ!
遠慮なく言ってね。

●あたしのLIFEと歴史
9月にあたしは久しぶりに岡山へ行く。、
いつもこの“MerryOKINAWA情報”にDADばかり登場してるけど、
あたしのMOMは、岡山人(おかやまんちゅ)。
岡山のおばぁちゃんに会いに。
岡山のおじぃちゃんもあたしが生まれる前に死んじゃった。
実は、
広島に落とされた原爆は、
もともと岡山に落とされるハズだった、とも聞いている。
AND、
岡山のMOMの家は街中にあるのだけど、
おばぁちゃんがMOMのお兄さん、お姉さんを連れて
ちょうど田舎の実家へ疎開したその日、
自分たちの家は戦火にあってしまったそう……。
半日出るのが遅かったら……。
戦後生まれたMOMもあたしも生まれていなかったんだな。
遠く自分の家のほうが燃えるのを見て、
おばぁちゃんはどういう気持ちだったんだろぅ……。
         ☆☆
今はとっても平和な毎日で、
セミの後姿を見てシメシメシメ……、と思える毎日で、
おいしいものを食べ、
好きな人たちと一緒にいて、
好きな話をして、海へ行き、
HAPPYだけど、
あたしの歴史にはこんな歴史もあるんだなぁー、と感じる。
歴史に“if”はないっていうけどサー。
もしおじぃがそのままPERUに居着いちゃったら、
戦争で殺られていたら、
おじぃに三線を教えてもらっていたら、
岡山に原爆が落とされていたら、
MOMとDADが出会っていなかったら……。
         ☆☆
ちょっと今回はあたしのおばぁおじぃ自慢になっちゃったけど、
みなさんも、
たまには8月15日の記念に、
アナタのおばぁおじぃ自慢をしてみてくださいな。
         ☆☆
おーーーーーい、元気かーい?

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↑本文終わり。
↓以下MerryTOCOの沖縄お得情報
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[MerryTOCOのトコトコ情報コーナー]
●夏バテを吹き飛ばすぞっ! レシピ
沖縄はVERY長寿の国でしょぅ?
なんでかって?
だって毎朝ちゃんときれいさっぱり便の通りがいいんですモーン!
ホントよ。
毎日ゴーヤーとかナーベーラとか黒糖食べてりゃぁ、
あたしゃ栄養士じゃないけど、
絶対健康で美しくなる。
というわけで、
健康にも美容にも良いお食事を作ってみましょう。
 *ゴーヤー
 *うなぎ
 *ごま油
 *テキトーにねぎとか野菜

沸騰したお湯にごま油をたらして、それでゴーヤーを茹でる。
しんなりしたら、
茹で汁を全部捨ててうなぎを入れてからめるように炒める。
このときごま油を足したかったら足してもいいかも。
味付けは、うなぎについてくるうなぎのタレで。
ゴハンの上に盛って細かい短冊切りにしたねぎをのせてできあがり。
他に野菜を入れて炒めてもOK。
ね、パワフルになるでしょー?
これがなかなか大好評な味なのよ☆

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*Life is a bowl of cherries.*
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(C)MerryTOCO